何種類かあるけど、どの吸入麻酔薬を覚えたらいいんやろ?
吸入麻酔薬と聞いて皆さんは何を思い浮かべるでしょうか?
おそらく黄色いやつ(セボフルラン)と青いやつ(デスフルラン)ではないでしょうか?それなりの年齢の方(笑)であれば紫のやつ(イソフルラン)や赤いやつ(ハロタン)も知っているかもしれません。あと壁にも配管がある亜酸化窒素(笑気)くらいでしょうか。
現在の実臨床だけを考えればセボフルラン、デスフルラン、亜酸化窒素を知っておけば十分ですが、試験対策を考えればイソフルランまで含めて勉強しましょう。
吸入麻酔薬の分野を(とりあえず)理解するにはどんな内容を勉強する必要があるんやろ。
それでは吸入麻酔薬を一括りとして見たときに以下のキーワードを知っておく必要があります。これは麻酔科専門医試験においてもよく問われている内容でもあります。
- ガス麻酔薬と揮発性麻酔薬
- 吸入麻酔薬による環境への影響
- 吸入麻酔薬に共通する性質
- MAC(最小肺胞濃度)について
- ガス分配係数について
- 吸入麻酔による導入の速さに影響する因子
- 亜酸化窒素について
- セボフルラン・イソフルラン・デスフルランについて
以上に関して理解しておけば周術期管理チームの吸入麻酔薬分野(麻酔科専門医試験ではもう少し詳しく知る必要がありますが)で出題される内容はほぼ正解できると思います。それでは1つずつ見ていきましょう!